今回紹介するのはE.Yさん(仮名)という女性クソ先輩です。
僕が海外勤務をしていた際、会計の担当をしていた現地の人です。
小さな会社なので、このE.Yさんが総務的な仕事も兼任していました。
「海外で現地の従業員がえこひいき?」
いえ、えこひいきに国や地域は関係ないのかもしれません。
上司からのえこひいきを狙っているE.Yさんの正体とは・・・!?
本当にあった、世にも奇妙なクソ上司をご紹介しましょう。
真面目に仕事をこなしていくE.Yさん
海外の現地企業で会計と総務の仕事を兼任しているE.Yさん。
会社の規模も従業員15名程度で、そこまで大きな会社ではありません。
真面目に仕事をこなすタイプで、その日の仕事が終わるまで残業しています。
その国の文化なのか、日本だけが異常なのか分かりませんが、ほとんどの従業員は終業のチャイムと同時に帰っていきます。
でもE.Yさんは残って仕事をしていて、それでも終わらない仕事は持ち帰って処理していると言っていました。
そのくらい真面目で責任感の強い、現地では珍しいタイプの女性です。
妙に日本人上司との距離が近い!?
総務も兼任しているので、僕や日本人上司との関わりも多くありました。
なのですが、異様な程に日本人上司との距離感が近いのが気になっていました。
(※日本人上司はカタコトで現地の言葉を話せます)
例えば、新入社員歓迎会や年末の忘年会など、会社全体で食事に行く機会も年に数回あります。
現地の従業員はバイク通勤なので、自分のバイクで行くか、お酒を飲みたい人は数名でタクシーで行っていました。
ですが、E.Yさんは何故か日本人上司が運転する車でいつも一緒に来るのです。
日本人上司は「家が近いから」と言っていましたが、なにか変な感じはありました。
この食事会をきっかけに、僕は“えこひいき”を疑うようになりました。
E.Yさんの普段の仕事っぷりは?
日本人上司との距離感が異常に近いような気がして、E.Yさんの行動を意識して見るようになっていました。
すると、次々に不思議な行動に気付いていきました。
①残業して仕事をしているが・・・
E.Yさんは確かに真面目に仕事をしているように見えます。
終業後も、遅い時は2時間くらい残って仕事をしている事もありました。
しかし、日中の仕事の態度が気になっていました。
朝は子供を幼稚園に送ってから出勤なので、始業時間ギリギリに来ています。
その後、パソコンの電源を入れて現場へ向かうのです。
E.Yさんは、ある現場の従業員と仲が良いのは知っていました。
その従業員と30分~1時間くらいお喋りをしているのです。
現場の人間と会計の仕事は一切関係ありません。
仕事の話をしているのではなく、お喋りをしているのです。
当然ながら現場の人たちはその光景を毎日見ているので知っていました。
お喋りをしているから、仕事が終わらない。
だから残業をして仕事をする。
真面目そうに見える、ただそれだけだったのです。
②えこひいきの為のスパイ活動!?
日本人上司はよく言っていました。
「ここの従業員は、俺の前では本当のことを言わない。だから誰かに情報収集をさせたい」と。
日本人上司は現地の従業員から信用されていないので、誰か信頼できる人に情報収集をさせたかったのです。
そういう理由でE.Yさんが動いていたのかもしれません。
何故か現場でお喋りをしているE.Yさんの姿が目立っていたので。
現場で聞いた状況を日本人上司に報告しているみたいです。
自分が“えこひいき”してもらえるように。
③日本人上司との打合せが異常に長い
情報を伝えているのかな?と思う理由の1つとして、日本人上司とE.Yさんの打合せが長い、ということがあります。
この日本人上司、そもそも話し始めたら長いのですが、E.Yさんとの打合せは驚くほど長いです。
長い時は、朝一から始まって、お昼休憩を挟んで、昼から打合せの続きをしている、ということも多々ありました。
実際のところ仕事の打合せもしているのかもしれませんが、内容までは知る由もありません・・・。
そして勝ち取った、上司からの”えこひいき”
このように色々と頑張っているE.Yさん。
努力が報われたのか、誰が見ても分かるような完全な”えこひいき”を勝ち取ったのです。
誰かがE.Yさんの悪口でも言ったとしたら、日本人上司が黙ってはいません。
僕も経験があるのですが、日本人上司から「E.Yさんがどんなに頑張ってるか、優秀か、」という話を永遠と聞かされます。
聞いていてアホらしくなるほど、完全な”えこひいき”でしたね、はい。。
上司からのえこひいきを狙う女性クソ先輩の完全勝利でした。
えこひいきではなく、実力で信頼や結果を勝ち取りたいものですね!
こんな先輩にはなりたくないと誓いました。
こんなクソ先輩、あなたの周りにもいませんか!?