エピソード05:理想の上司を装ったサボり系クソ上司(S.S)

エピソード5:理想の上司を装ったサボり系クソ上司(S.S) クソ上司 S.Sさん

今回紹介するのはS.Sさん(仮名)というクソ上司です。
僕が品質管理になった時の初めての上司となった人です。
以前は同業種の大手企業で働いていて、キャリア転職で入社してきた人。
部下や後輩からも慕われており、人間的にも良い人だと思っていました。

さて、この人はどんな人なのでしょうか・・・。
本当にあった、世にも奇妙なクソ上司をご紹介しましょう。

知識豊富な設計マンS.Sさん

前職でも製品の設計をしていたS.Sさん。
僕は品質管理として働いていましたが、S.Sさんは設計と品管を兼任していました。

当時の僕の感覚としては、部署の兼任をしているなんて凄い人!という印象です。
問題があった時などに質問すると、いつも丁寧に教えてくれていました。

他の後輩に対しても面倒見が良く、まさに「理想の上司」のような人だと思っていたのです。

理想的な上司だと思っていたS.Sさんの正体は

仕事もできて面倒見の良いS.Sさん。
ここまで欠点が無いように見えますが、正体は全くの正反対だったのです。

①後輩に対して面倒見が良い理由とは?

面倒見が良いのは確かなのですが、少しずつ違和感を感じるようになりました。
それは、S.Sさんの言葉の端々にある「刷り込み」に気付いてしまったからです。

「我々の立場でそこまでしなくても大丈夫」
「会社の発言は従業員の立場を考えてないから従う必要はない」
などなど。

下の立場からすれば「安心感」を感じる言葉です。
でも、その通りにしてしまうと、後々自分の首を締める結果を招いてしまいます。

・やるべき仕事をしない
  → 完成しない仕事が残る。
  → 仕事が溜まる。
  → いつまでも達成感が得られない。
  → 成長に繋がらない。

・会社の判断に従わない
  → 会社から目を付けられる。
  → 会社からの評価が上がらない、または下がる。
  → 昇進や昇給に影響が出る。

これに気付かない人たちは、いつも会社への文句を言っています。
自分の行動はいつまで経っても変わらないまま。

本当に面倒見の良い上司なら、後輩の成長を手助けしてくれるはずです。

②自分がサボる事を正当化したい

後輩たちを味方にしたら、サボりやすくなります。
なぜなら、自分は後輩たちから見たら「理想的な上司」、後輩たちのお手本なのです。笑
後輩たちから見ても、「またサボってる」とは思われないでしょう。

サボりの内容としては、
 ・PC作業しながら野球中継を見る
 ・仕事中に通販サイトでショッピング
 ・ウトウトしながら作業、等々

最初は気付かなかったのですが、質問や相談に行くとパソコンに仕事と関係の無い画面がいつも表示されていたので、疑い始めたのがきっかけです。
色々な言動と行動から確信に至ったのでした。

サボり系クソ上司がバレてしまった結果!?

所詮S.Sさんも下っ端の僕にさえ気付かれているレベルです。
当然もっと上の上司には気付かれていました。
そう、会社が動くのも時間の問題だったのです。

S.Sさんは当時50代前半の次長。
会社はS.Sさんが55歳になるのを待っていたのでした。

この会社では、55歳になると役職定年になります。
会社が認めた場合には今までと同じ待遇で仕事を続けることができますが、全員ではありません。

S.Sさんは55歳にして役職を失ってしまったのです。
しかも仕事内容も大きく変わってしまいました。

今までエアコンの聞いた事務所でパソコン作業をしていましたが、55歳から現場へ。
夏は暑く、冬は寒い。
年齢が上がってから現場作業はしんどいでしょう。

ちなみに今でも現場での仕事を頑張っています。

サボり系上司にならないために

サボるかサボらないか、それは自分自身の気持ちが大きく影響する部分だと思います。
でもやっぱり気を付けたいものですね。

・任されている仕事をしっかり責任を持って完成させる。
・自分や周り、そして会社にとってプラスになる行動を意識する。
後輩の成長に繋がるアドバイスを。

これを常に心掛けておけば、おかしな行動にはならないでしょう。
地道に続けていけば、会社からも貴重な存在として認められるはず!

自分の言動・行動には気を付けたいものです。

こんなクソ上司、あなたの周りにもいませんか!?

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