エピソード01:何もできない口だけクソ上司(K.A)

エピソード1:何もできない口だけクソ上司(K.A) クソ上司 K.Aさん

今回紹介するのはK.Aさん(仮名)というクソ上司です。
僕が品質管理を一人で担当していた時に中途入社してきて上司になった人です。
一人で仕事を処理していたので、当然仕事が溢れている状況でした。
なので人手が増えるだけでも大歓迎と思っていました。

さて、この人はどんな人なのでしょうか・・・。
本当にあった、世にも奇妙なクソ上司をご紹介しましょう。

突然やってきたK.Aさん

定年間近の年齢で転職してきたK.Aさん。
大学を卒業後、品質管理に関わる仕事をずっとしてきたらしい。
それに加えて語学も堪能で、中国語がペラペラだったのです。
通訳としての能力もバッチリなようでした。
国内外を問わず飛び回っていたということで、これは期待できる!と思っていました。
まだまだ若かった当時の僕にとっては、頼りになる人が来てくれた、と喜んでいたのです。

色々なことに気が付くK.Aさん

さすがは品質管理を長年経験してきただけあって、色々なところに気が付きます。
特に法規や規格、ISO 9001 (品質マネジメントシステム)などの範囲が得意みたいで、会社ができていないことを指摘してくれていました。
知識も経験も不足していた僕に変わって、無駄な仕事の排除とか、仕事の効率化とか、色々と調整してもらいたい、そう思っていたのです。
話は少し長いけど、頼りになる人だろう。と思っていました。
そう、思っていました・・・。

徐々にバレ始めたK.Aさんの実態とは?

K.Aさんが入社して数ヶ月、徐々にK.Aさんの実態が明らかになってきました。
というか、K.Aさんの違和感に僕が我慢ができなくなってきたのです。

①提案はするが行動はしない

やはり年齢も経験も上なので、色々な部分に気が付くのは事実なのです。
色々な指摘や助言もしてくれます。
ただ・・・。
その人は何も動かないのです。

動かないというか、責任を負うような仕事には何も手を出さない人だったのです。
なので、できていない部分の指摘はしてくれても、絶対に意地でも自分では手を出さない。

今思えば、手を出さないのではなくて、解決の手段を持っていなかったのかもしれないです。
まさに「口だけ」のクソ上司だったのです。

②自分の仕事を放りだして現場へ

品質管理の管理職として採用されたK.Aさん。
当然ながら品質管理に関する様々な仕事を任されています。

しかし!!

自分が任されている仕事を放りだして現場の仕事を手伝っているのです。
そう、「手伝っている」のです。わざわざ他人の仕事を。

結局、K.Aさんが仕事をしないので、品質管理の仕事は僕が一人ですることに。。
でも、それだけではありません。
今までK.Aさんが色々と指摘してくれた仕事があるので、それの改善もしないといけないのです。

つまり、これまでの仕事 + 指摘された仕事 + K.Aさんが任されていた仕事、これらが僕の背中に乗っかったのです。

本当に口だけで何もしないクソ上司なのでした。

何もしない口だけクソ上司の結末は!?

そんな状況になってきて、K.Aさんのクソっぷりに気付き始めた会社の経営陣。
現場への出入り禁止、仕事の進捗の徹底確認、社長直々に仕事の命令、など対策を打ってくれました。
その甲斐あって、自分のデスクで仕事をすることが増えてきました。

しかし、K.Aさんは「責任を負う仕事は意地でもしない」人です。
やはり会社の要求とK.Aさんの仕事のスタンスが合うはずも無く・・・。

その後半年くらいで自主退職されました。
会社には「精神科で精神病の診断をされたので休業したい」と言っていたそうな。
その後は1回もK.Aさんの姿を見た人はいませんでした。

「何もしない口だけクソ上司」のお手本のような人だったと思います。

何もしない口だけクソ上司にならないために

こんな人間になりたいと思う人は、かなりの少数派でしょう。
むしろ「なりたくない」と思うのが正常な反応だと思います。

・自分の発言に責任を持つ
(自分ができない事を他人に丸投げしない)

・部下には行動で示す

という事を心掛けたいと誓いました。
あんな人にはならないように、反面教師として気を付けたいと思います。

こんなクソ上司、あなたの周りにもいませんか!?

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