今回は2回目の登場、クソ社長のS.Dさんです。
創業書の息子で2代目の社長。
前回は「承認欲求が強すぎるモンスター社長」という内容で紹介しました。
「社長のくせに承認欲求って。。笑」って感じですけどね。。
今回は少し違った内容で、機嫌が悪いのを態度に出してしまう、というエピソードをお届けします。
クソ社長S.Dさんについて
前回少し紹介したS.Dさんの内容を簡単におさらい。
2代目社長のS.Dさんは、全く自社の製品に興味がありません。
縁を大切にする人なので、人と人との繋がりなどは大切にします。
それは従業員の採用でも、社長の営業活動でも同じ。
でも自社製品に興味が無いので、残念ながら自社製品の知識なども乏しいです。
自分に自信が無いからこそ、承認欲求の塊。
社長という立場なので、従業員は当然ながら逆らえません。
そうしてクソ社長の勘違い経営ごっこが絶賛加速中!
という感じです。
社内では営業のトップを兼任
営業職はベテラン社員が退職してしまい不在です。
若手はたくさん入社してくるのですが、育てる側の人がいないので、なかなか育ちません。
そういった環境なので、とりあえず社長が営業の責任者も兼任しています。
社長が営業トップを兼任、これがまた困った問題の原因になっているのです・・・。
①謎の仕事ばかり取ってくる
社長も時間があれば営業マンとして企業を回る事もあります。
本人は「営業トップ」として回っているそうなのですが、相手から見たら「代表取締役社長」です。
なので『社長の発言 = 決定事項』という認識になってしまいます。
そのため、社長が出先で軽い気持ちで言った「できる」という発言で、謎の仕事をもらってくることが多々ありました。
「これはウチの仕事なのか??」という、畑違いの仕事です。
実績も無ければ、製作や検査の方法を一から検討しなければいけないような仕事。
そもそも作れるかどうかさえ不明な状態で仕事を取ってくるのです。
②短納期・低価格、そして高品質
そして厄介なのが、顧客の要求事項です。
・短納期
そもそも製作や検査の方法から検討しなければいけないような案件。
製作開始までに時間がかかるので、普通よりも圧倒的に時間が必要です。
それなのに短納期で取ってくるのです。
「お客さんが必要って言ってるから!」って。笑
・低価格
手間のかかる仕事を短納期で受けるのなら、せめて価格は上げたいところ。
しかし社長の考えは違いました。
「初めてのお客さんやから、最初はウチが協力してあげないと!」と。
それで低価格で仕事を受けてくるのです。
そう言いながら、リピートが来ても同じ価格でやってるんですけどね・・・。笑
・高品質
挙句の果てに過剰品質とも言わんばかりの高品質。
寸法・外観・表面粗さ、など。
かなり厳しい要求をされているのに、簡単に受けてくる。
社長は自社製品に興味が無いので、要求のレベルが分からないのです。
そんな仕事を毎回取ってきてくれます。
設計、品管、調達、製造、など。
みんなが何とか頑張って協力して製品を完成させる毎日です。
機嫌が悪いのを態度に出す
このように無茶な仕事ばかり受けてくるクソ社長。
もちろん中には『不可能』な仕事もあります。
そんな時は正直に説明するのですが、明らかに機嫌が悪くなります。
「できない理由よりも、できる方法を考えろ!」
当然それは分かってはいるのですが・・・。
社長の機嫌が悪くなったら大変なんです。
なぜなら、この不機嫌が数日~数週間も続くからです。
しかも機嫌が悪いのを態度に出してしまうので、話しかけることもできません。
近づくだけでも危険、という感じです。
機嫌が悪くなった社長の行動とは!?
態度に出るほど機嫌が悪くなった社長。
自分が気に入らない相手に対して攻撃が始まります。
その人のミスを探したり、自らの独自理論で論破したり、まさにパワハラのお手本のような行動をします。
いつも誰かが社長のターゲットと化しており、機嫌が悪い時に集中砲火を食らうのです。
ターゲットは定期的に変わるのですが、機嫌が悪いタイミングだと最悪です。
実際、これで何人も退職に追い込まれています。。
上の立場にいる人は、機嫌が悪くても態度に出してはいけません。
不機嫌が態度に出てしまうと、部下や後輩は必ず委縮してしまします。
そうなると、適切な報連相ができません。
どんなにイライラしていても、感情を表面に出さないように心掛けたいものです。
部下や後輩とちゃんとした信頼関係の為にも。
こんなクソ社長、あなたの周りにもいませんか!?